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研修会運営の方針

統合医療多職種連携研究会として利益相反はすべて開示することとし、その運営には個
人消費者へ直接販売する取引企業からの寄付、広告料、協賛金は受け付けません。

統合医療多職種連携研究会設立趣意書2015年8月18日

1.目的

我が国では既に多くの補完医療が利用されている。補完医療には良質な科学的根拠に乏しいものの有効性が期待されるものもあり、その利用には合理性がある。しかし、思わぬ副作用、薬剤との相互作用、詐欺や偽医学などの問題がある。医師や薬剤師、看護師などの医療従事者は補完医療を学ぶ機会はほとんどなく、患者が補完医療を希望しても、西洋医学とあわせた統合的な管理ができないなめ、黙認するか拒絶するしかない。そのため患者は不確実な情報に唆されながら自己責任の下で利用している。患者の健康に影響し得る補完医療と医療機関の連携不在の現状は患者にとって大きな負担と不利益を課している。

補完医療と西洋医学の連携を統合医療と称するが、その本質は「目の前の患者さんのために、今ある環境で利用可能な(補完医療を含めた)あらゆる方法を適切に最大限に利用すること」である。補完医療を安易に併用するのではなく、西洋医学を軸に統合的に適切な医療サービスとして提供するには、多職種連携が必須であり、相互の専門性や職域の理解が欠かせない。地域包括ケアシステムの構築と円滑な運用のために多職種連携教育が知られているが、補完医療は十分に参入できていない。

一方、日本の医療保険制度は急速な少子高齢化に伴い十分機能できなくなりつつある。自費診療の補完医療と保険診療の医療機関の連携は、医療保険制度の破綻回避に有用な可能性がある。

本研究会では、日本の医療保険制度の混合診療禁止の原則を踏まえ、現行制度の範囲のなかで医療機関と補完医療施術者の連携を推し進めることで、医療保険制度の維持と、患者の利益を追求することを目的とする。

2.組織

事務局 東京都千代田区一番町 9-5 (株)IMSS内
顧問 寺澤捷年 先生 (千葉中央メディカルセンター和漢診療科・元日本東洋医学会会長)

吉村学 先生 (宮崎大学医学部地域医療学講座教授)

準備委員会
  • 織田聡 (一般社団法人日本統合医療支援センター)
  • 長谷川尚哉 (とうめい厚木クリニック)
  • 柴田由里 (東京歯科大学市川総合病院)
  • 今藤誠俊 (根津診療所)
  • 樫尾明彦 (和田堀診療所)
  • 磐田振一郎 (石井病院渋川伊香保分院整形外科)
  • 船水隆広 (呉竹医療専門学校)
  • 笹川隆人 (笹川鍼灸接骨院)
  • 若林俊輝 (江戸川病院)
  • 岩田憲明 (弁護士)
  • 澁谷信雄 (一般社団法人日本統合医療支援センター)
アドバイザー
  • 藤沼康樹 先生(医療福祉生協連家庭医療学開発センターセンター長)
  • 佐藤寿一 先生(名古屋大学附属病院総合診療科医局長)
  • 平井みどり先生(神戸大学大学院医学研究科薬剤学分野教授)
  • 三宅 智 先生(東京医科歯科大学腫瘍センター長)
  • 野崎英夫 先生(社会福祉法人賛育会 賛育会病院 医師)
  • 狹間研至 先生(日本在宅薬学会理事長)
  • 足立大樹 先生(ホームケアクリニック横浜港南院長)
  • 冨田さつき 先生(冨田医院 小田原)
賛同者
  • 相澤孝夫 先生(相澤病院院長、一般社団法人日本病院会副会長)
  • 兼村俊範 先生(癌研有明緩和治療科)
  • 堀美智子 先生(薬剤師:ラジオNIKKEI 健康ネットワークパーソナリティ)
  • 南郷栄秀 先生(東京北医療センター総合診療科)
  • 孫 大輔 先生(東京大学医学系研究科医学教育国際研究センター)
  • 佐藤伸彦 先生(ものがたり診療所)

顧問

寺澤捷年 先生

吉村学 先生

準備委員会

織田聡